【体験談】ゼロから始めたSNSマーケティング
こんにちは! データソリューション課のMです。
今回は昨今流行りの「SNSマーケティング」に関して、わたしの実体験を元にお話しします。みなさまの参考になれば幸いです。
SNSマーケティングとは?
SNSマーケティングとは、SNSを利用したマーケティング手法のことを言います。Facebook、Twitter、Instagram、LinkedIn、TikTokなどのプラットフォームを活用して、商品やサービスのブランド認知を高めたり、顧客との関係を構築・強化したり、最終的には販売促進を目指したりする活動が含まれます。
このSNSマーケティングには
- アカウント運用
- SNS広告
- インフルエンサーマーケティング
- ソーシャルリスニング
- SNSキャンペーン
が含まれてます。
近年ではSNSで情報収集をしたり、勉強の教材としても使えたりする為、わたしたちの生活でとても身近な存在となってきました。
SNSマーケティングの厳しい世界
SNSは情報収集の手段としてとても身近な存在となってきたので、商品やサービスを世に広めたい企業の参入がぞくぞくと増えており「弊社もやっちゃう?」なノリで始める担当者も多いです。
でも…
ちょっと待ってください!!!
新たなプロモーション戦略に挑戦するときはワクワク感がある為、やり始めは楽しく行えますが…
軽いノリで始めたはいいけれど、効果が出なくて「やーめた」なんてことになった担当者を私は何人も見てきました…そこにはもちろん労力(人件費)が当然のようにかかっています。
SNSマーケティングがうまくいかない原因は?
まず結論として、「企業としてのアカウント運用」を「個人としてのアカウント運用」と同じにしてしまっているからです。
SNS運用担当者の主観だけで、
「こういう投稿しとけばいいだろう…」「こんな文章でいいだろう..」「たまにバズってくれないかな」
では望む結果は得られないのです…(意外と厳しい世界です)
SNSマーケティングのコツとは?
理想としては、始めたときの熱量や期待をそのままに、SNSマーケティングでプロモーション活動が上手くいくことだと思います。
そこで、企業としてSNSアカウントの運用をするときに気を付けてほしいことをお伝えしちゃいます。
SNSアカウントを運用する前には必ず下記のことは決めておきましょう!
- そのSNS運用で達成したいこと(目的設定)
- どんなアカウントだと思ってもらいたいか(目的設定)
- 誰に届けたいか(ターゲットオーディエンスの設定)
- ライバルはどんなことしているか(競合分析)
- どのぐらいのリソースが使えるか(予算・運用体制整備)
これらの「その”企業らしさ”」を始める前にしっかり設定しておくと、そこからブレるものを排除できるので戦略的に運用が可能になります。
実体験のSNS運用に当てはめてみる
実体験1:インスタグラム運用
某リゾートホテルのインスタグラムアカウント運用
当初は投稿写真を「運用担当者が気まぐれなタイミング」で投稿しているアカウントであった
↓
[?] リゾートホテルのお客様といえば誰か
[?] どんな人が予約してくれるか
などから、アカウントの「中の人」と投稿テイストを確定
↓
投稿のたびにインサイトから数値の確認と仮説立て、その検証を繰り返し行う
↓
その結果、運用から7か月で1万人達成!
※これは決して早い期間での達成ではありません。しかし「どれだけSNSマーケティングと本気で向き合ったか」で成果は変わってきます。
目標設定 | ▼ このSNS運用で達成したいこと →毎日満室になるほどの認知拡大 ▼ どんなアカウントだと思ってもらいたいか →旅行系アカウント風のフランクで楽しいアカウント |
ターゲット | ▼ 誰にこの情報を届けたいか →旅行に興味のあるアラサー女性 |
競合分析 | ▼ ライバルアカウントはどんなことをしているか →画像内にテキストを入れ込む投稿を継続しているアカウントは少ない |
予算・運用 | ▼ どのくらいのリソースが使えるか →1名のフルリソースが使える。広告費は10万円/月 |
実体験2:X(旧Twitter)運用
某リゾートホテルのエックスアカウント運用
Xを使う人とはどんな人かを考え、ホテルを使うお客様の中からXのユーザーパターンを抜粋
↓
該当ユーザーに見合う言葉・画像を投稿
↓
リンク先にすぐに飛べることを利用し予約訴求を行う。
↓
その結果、「X経由で予約するユーザー」が急増!
※こちらはX(当時Twitter)がどんなSNSなのかを考えた上で向き合った結果として予約数が増え、企業の売上拡大につながったものです。
目的設定 | ▼ そのSNS運用で達成したこと →20代女性の予約促進 ▼ どんなアカウントだと思ってもらいたいか →該当ユーザーの味方、役に立つ情報を出すアカウントになる |
ターゲット | ▼ 誰にこの情報を届けたいか →20代女性 |
競合分析 | ▼ ライバルアカウントはどんなことをしているか →キャラクターをたてて、そのキャラクターがツイートしているような投稿 |
予算・運用 | ▼ どのくらいのリソースが使えるか →1日1時間程度 |
最後に
いかがでしたでしょうか。上記でご紹介したように、SNSそれぞれの特性を活かしたコンセプト設定や戦略を組むことで、小さな成果を生み出し、その積み重ねで大きな成果を出すことができます。
SNSマーケティングには期待と同時に大きな労力も必要となります。
SNSの知見などを見込んで依頼してくれた人のためにも、その運用でスキルや自信をつけたい自身のためにも、正しい知識とパッションを身に着けて、皆さんSNSマーケティングに臨んでみてください!