お薦めしたい「2022年秋アニメ4選」
今期のアニメはアツい!
毎クールそんな煽り文句が出ている気もしますが、今期は本当にアツいと思います。
前のクールですと「リコリス・リコイル」がイチオシだった筆者ですが、そんな筆者の嗜好性から完全なる独断と偏見にて、お薦めしたい「2022年秋アニメ4選」をご紹介します。
お薦めその1 「機動戦士ガンダム 水星の魔女」
・どんなお話なのか?
人間の生活や経済活動の宇宙進出が進んだ時代、宇宙移民である「スペーシアン」と地球居住者である「アーシアン」の間で激しくなっていく対立とその中で翻弄される人々、そして「GUNDフォーマット」と呼ばれる特殊な機構を持ったモビルスーツ「ガンダム」を巡る物語です。
・お薦めポイント
言わずと知れた「ガンダムシリーズ」ですが、「主人公が女の子」という点が既存の作品と大きく異なり、注目したいと思わせるポイントです。
プロローグに当たる話でヒロインの発する「ろうそくみたいできれいだね」というセリフがネット上で話題になりましたが、ガンダムシリーズらしく「争いの悲劇、残酷さ」や「戦いのなかでの人間関係」がしっかり描かれつつも、「学園モノ」でることや「決闘」といったキーワードから「少女革命ウテナ」のような側面もあり、これからどうやって話が展開していくのか目が離せません!
・推しキャラ
グエル・ジェターク
良いところのお坊ちゃんでプライドが高く、周りの人間を見下しているという典型的な「かませ犬」ポジションなのですが、第3話で意外な展開に・・・
権力を持った親に複雑な思いを抱き、ヒロインの親子関係を聞いて羨むような素振りを見せつつも素直にそれを認めたくはない、といったひねくれた部分もありますが、自分なりの矜持をしっかり持ち合わせており、とても好ましいと思ったキャラクターです。
彼がこれからどんな風に活躍してくれるのか楽しみです。
お薦めその2 「アキバ冥途戦争」
・どんなお話なのか?
「萌え」の文化が急速に広がりだした(?)1999年の秋葉原が舞台の物語です。
「可愛いメイドさん」になることを夢見て上京してきた「和平(わひら)なごみ」。彼女が入店するメイド喫茶「とんとことん」(通称「ブタ小屋」)で、時を同じくして入店した「万年嵐子(まんねんらんこ)」。
新人メイド2人と仲間たちが織り成すお仕事奮闘記です。
・お薦めポイント
萌え萌えきゅんなメイドたちがひたすら可愛いところを見せてくれる作品だと思った方、残念ながら違います。
「任侠」の話です。
ネタバレはこれから見ようとする方の楽しみを削いでしまうため、多くは語れませんが、第1話の後半を是非とも見ていただきたい!
「メイド」という可愛らしくも儚げな、仁義と人情と熱い血潮が迸る(?)一筋縄ではいかない作品です。
・推しキャラ
万年嵐子
過去に秋葉原の街で何か大きな因縁があったようですが、メイド喫茶「とんとことん」に齢35で入店した新人メイドです。
しゃべり方が完全に「高○健さん」なんですよね。CV(キャラクターボイス)を担当している佐藤莉奈さんの演技力に脱帽です。
クールビューティな見た目と朴訥とした人柄でメイド服を着こなし、低い声で「萌え萌えきゅん」と言う様は見ているだけでも笑ってしまいます。そして何といっても作中屈指の戦闘力を誇っている点が推しポイントです。
お薦めその3 「ぼっち・ざ・ろっく!」
・どんなお話なのか?
極度の陰キャで友達「0人」の「ぼっちちゃん」こと「後藤ひとり」。
人気バンドのメンバーが「学生のときはぼっちでした」と言っていたのをテレビで見て、陰キャの自分もバンド活動をしたら変われるかも?!とギターを手に取ります。
バンド活動を夢見て数年後、そこには毎日6時間ギターを練習して超絶技巧派「ソロ」ギタリストになったぼっちちゃんの姿が。
しかし、とある偶然から下北沢で活動しているガールズバンド「結束バンド」のギターとしてスカウトされ、個性豊かなバンドメンバーたちのなかで少しずつ変わっていく、といった物語です。
・お薦めポイント
筆者もバンドを組んでいた時期がありましたが、人と話すのが苦手な故にひたすら個人練習だけを続けて、いざ誰かと合わせようとしたらめちゃくちゃ下手だった。。。
という、身に詰まされるような描写があり、親近感が湧きました。
あとは劇中で主人公たちの演奏する曲がとても良い!
同じガールズバンドもののアニメで「けいおん!」と比較すると、「けいおん!」は王道のガールズバンドという感じの一方で、この作品で演奏される曲は、個人的な見解ではありますが、おしゃれさやポップ感より「切実な感じのギターワーク」が光り、青春ゆえの上手くいかなさや焦燥感のようなものが滲み出ていて、方向性の違いがはっきりと分かります。
・推しキャラ
後藤ひとり
人と話すときに絶対「あっ」と言ってしまう(陰キャあるある)女子高生。
ギターの腕はかなりのもので動画サイトでは「ギターヒーロー」と名乗り、そこそこのフォロワーもいます。
見た目に反してジミヘン顔負けのフレーズをさらっと弾いたり、暗い自分を卑下して即興フォークソングを歌ったりと筆者には刺さるキャラクターです。
お薦めその4 「チェンソーマン」
・どんなお話なのか?
「悪魔」が神話やファンタジーではなく「実在」する現代が舞台です。
主人公「デンジ」は親が残した借金を返すためにチェーンソーの悪魔「ポチタ」と「デビルハンター」として生計を立てています。
極貧生活のなか、借金の取り立て組織の裏切りに遭い、デンジとポチタは命を落としかけてしまいますが、絶体絶命の場面でデンジはポチタと「契約」をして「伝説の悪魔」として復活し、壮絶な悪魔との闘いに身を投じていきます。
・お薦めポイント
原作漫画が話題になっていた作品で、アニメ化するという話を見たとき「地上波で流せるんだ?!」と驚きました。
それくらいかなりスプラッターな描写が多い作品ですが、敵味方のキャラクターや物語の展開が常に予想を超えていくので目が離せません!
アニメ化ならではですが、オープニングテーマとエンディングテーマもお薦めです。
オープニングは米津玄師さんの「KICK BACK」、エンディングは毎回違うアーティストが担当するという気合の入れよう・・・!
間違いなく今期の「覇権アニメ」になるのではないでしょうか?
・推しキャラ
岸辺
アニメではまだ登場していませんが、原作を読んでいる筆者としては彼の登場を心待ちにしています。
公安(デビルハンター対策組織)屈指の実力を持ち、恐らくウィスキーが入っているであろうスキットルを常に持ち歩いている中年男性です。
キャラクターが好きなうえに、CVを津田健次郎さんが担当するということで、ワクワクが止まりません!
まとめ
以上、筆者がお薦めする「2022年秋アニメ4選」でした。
現時点でどのアニメも第6話くらいまではオンエアもしくは配信されていると思います。
テレビで見逃した!という方も各種配信サービスで一気に見返せて、最新話まで追いつけると思いますので少しでも興味を持っていただけたら、是非視聴してみてください。