BIツールとは?業務での活用例などもご紹介
こんにちは。BI担当のHamaです。
BIコンサルタントとして、BIツールを活用した業務効率化に日々チャレンジしております。
今回は、私が日々使用している「BIツール」について、自身での活用事例もふまえたご紹介をさせていただきます!
BIツールとは?
まず「BI」とは、「ビジネス インテリジェンス」の略称で、企業が持つ膨大なデータを集積、分析、加工したりすることを意味します。このBIを実現するにあたって用いるのが、高速なデータ処理をこなせる「BIツール」です。
昨今ではこの特性から、経営戦略や分析工程での意思決定の高速化に活用されています。
BIツールが注目される理由
BIツールが注目されるようになったのは、スマートフォンの普及に合わせWEBサイトやSNSが発達し、大量の情報が世の中を行きかうようになったと共に、ネットを通じたデータ収集が各企業にて容易になったことが背景にあります。
総務省が発表しているデータによると、2002年~2020年にかけてインターネット全体の情報量は6000倍になったとされています。
この技術的に管理が困難になるほどの大量のデータ群、いわゆる「ビッグデータ」を客観的な視点で可視化を行いデータ分析に繋げることで、ビジネスシーンにおいて発生する物事の異常を発見したり、経験や勘で行われていた意思決定を、より高精度な意思決定に変えることが出来るようになりました。
ですが、ビッグデータは単なるデータの塊にすぎない為、そのまま活用することができません。データ分析を意思決定に活かす前段階として、成形したビッグデータを可視化する必要があり、そこで活躍するのがBIツールというわけです。
BIツールの種類
BIツールには様々なものがあり、搭載している機能も異なります。その中でも、Googleが無料提供している”Looker Studio(ルッカースタジオ)”は、Googleアカウントとデータさえあれば未経験者でも比較的簡単にデータの可視化が可能なBIツールです。
その他にも「tableau(タブロー)」や「DOMO(ドーモ)」など、機能面や料金体系の異なったBIツールが存在します。
BIツールを活用しデータ分析を成功させるカギとして、活用前に「誰が何のために使うのか?」といった目的の明確化が重要になってきます。BIツールはデータ処理能力は高いものの、自動的に有益なデータ分析を行ってくれるツールではありません。
現状の問題点や何を改善したいのかといった目的を一つ一つ明確にする事が、データ分析を成功させるカギとして必要となります。
弊社でのBIツール活用実例
弊社ブルームテクノロジーでは、クライアント課題に対してBIツールを用いてどのように解決・効率化できるかに挑戦しております。また、解決提案だけでなく、BI導入後の活用・定着化までトータルな支援を提供しております。
クライアントから相談いただく内容としては、主にポータルサイトでのユーザー行動分析や広告反響観測、市場データ分析などの領域を担当しています。
【実例1】人流データ分析
スマートフォンより集計された位置情報から、人の移動や滞留などを集計した「人流データ」を可視化。サイトプロモーションを「どのエリアのどの時間帯において行えば反響を最大化することができるか」といったエリア分析レポートを構築しました。
【実例2】売上データ分析
相談先企業様の売上データにて、エリアや担当別の数値に自動細分できる分析レポートを構築しました。これまでExcelから都度データ加工を行っていた部分の自動化をできたことで、「経営会議での意思決定の高速化に繋がっているよ」と反響いただいております。
終わりに
膨大なデータを活かすも殺すも企業次第です。戦略の意思決定において、データを上手く活用していくことがビジネスチャンスの更なる創造に繋がると言っても過言ではないでしょう。
そのような重要な場面で活躍するのが、今回ご案内したBIツールです。BIツールは企業のポテンシャルをより一層広げる為の必要不可欠なツールとなっていくかと思います。