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マット・デイモンから学ぶ仕事術!-お仕事映画のすすめ-

マット・デイモンから学ぶ仕事術!-お仕事映画のすすめ-

こんにちは、MA課のIです。
「恐らく社内いちの映画好き」と自負する私。週末になると映画館で新作から旧作までオールジャンル観に行っています!

「お仕事映画」は”エンタメ”としても”学び”としても面白い

映画にはエンタメとして高い完成度を誇りつつ、鑑賞後には考えさせられたり学びを得たりと、日常へ戻る時にお土産を持たせてくれるような素敵な作品がたくさんあります。

そんな映画の中には、「お仕事映画」というジャンルが存在します。

「お仕事映画」とは?
主人公が困難を乗り越えてプロジェクトの成功や自己実現を目指して挑戦する姿が描かれる作品群で、舞台となる業界は様々であるものの、主人公の頑張る姿に私たち社会人は自分を重ねて観ることができます。観終わったあとに「仕事の意欲が上がる」「悩める背中を押してくれる」「疲れた時に元気をもらえる」と前向きな気持ちになり日々の仕事のモチベーションが上がる作品が多いです。

今回はその「お仕事映画」の中でも、私の大好きなマット・デイモンが主演を務める3作品をご紹介します!

課題対応力 – オデッセイ(The Martian)

【監督】リドリー・スコット
【脚本】ドリュー・ゴダード
【出演】マット・デイモン、ジェシカ・チャスティン ほか

あらすじ

火星での探査中に宇宙飛行士のマーク・ワトニーは強烈な嵐に巻き込まれてしまう。マークは死亡したと思った仲間は火星を離脱。生きていたワトニーはたったひとり火星に取り残されたまま、知恵と勇気を武器に4年後のNASAの救出まで生き延びようとする。

課題を一つずつ解決する

火星にひとり取り残されたワトニーには食糧難、通信遮断、脱出用ロケット破損と次々に難題が襲いかかります。しかし彼は現状を冷静に把握して、限られた時間と物資の中で出来得る最大の解決方法を一つずつ着実に実行していきます。最悪の状態に陥っても気持ちを切り替え、目の前の課題解決に努める力は仕事においても大切です。

状況を常に客観視する

誰しも切羽詰まると冗談言っている場合じゃない!と冷静さが欠けがちです。火星に一人取り残されるという危機的状況でもワトニーは四六時中冗談を言い続けます。70年代ディスコソングを流しながらノリノリで任務遂行をします。自分の置かれた状況を冷静に客観視できる余裕と、生き抜く術としてのユーモアを持っているからこそ為せる技です。

プロジェクト推進力 – フォードvsフェラーリ(Ford v Ferrari)

【監督】ジェームズ・マンゴールド
【脚本】ジェズ・バターワース、ジョン=ヘンリー・バターワース、ジェイソン・ケラー
【出演】マット・デイモン、クリスチャン・ベール ほか

あらすじ

フォード・モーター社からル・マン24時間耐久レースでの勝利という使命を受けたカー・エンジニアのシェルビー。彼は型破りな英国人レーサー、マイルズの才能に目をつける。限られた予算、時間の中で力を合わせたふたりは、常勝軍団フェラーリとの闘いに挑む。

変化を恐れない

「フォードvsフェラーリ」というタイトルですが、フォード社の真の敵は旧態依然とした上層部です。主人公達は勝利という目的のために一切の忖度なしに自己主張をしますが、副社長をはじめとした保守的な上層部は徹底して彼らの邪魔をします。そんな身内からの妨害にも挫けず、主人公達はこの状況を変える・絶対に勝利するという強い意志を持ち、何度も上層部へ交渉し続けます。保守に走る上層部は反面教師ですが、変化を恐れず立ち向かう主人公達の行動には学ぶものがあります。

フラットな組織づくり

初めシェルビーはドライバーとして実力のあるマイルズをル・マンのドライバーとして推薦しますが、企業イメージに合わないと却下されます。マイルズ不在でル・マンに参戦するものの結局惨敗に終わります。シェルビーは敗戦の理由を企業体質にあると社長にはっきりと物申します。役職や経歴を問わず互いに意見を交わせる組織体制でなければイノベーションも生まれません。言いにくくても大事なことが言えるフラットな組織作りが仕事において大切です。

マネジメント力 – AIR エア(AIR)

【監督】ベン・アフレック
【脚本】アレックス・コンヴェリー
【出演】マット・デイモン、ベン・アフレック ほか

あらすじ

1984年、経営難のナイキ社に勤めるソニー・ヴァッカロは、CEOからバスケットボール部門の立て直しを命じられる。しかし、同部門はコンバースとアディダスが人気を集めていた。ソニーと上司のロブは、あるNBAの新人選手に社運を託そうとするが…

ビジョンと情熱

主人公ソニーは当時まだ新人でNBAの試合に出たこともない上に、他社ブランドのファンでもあったマイケル・ジョーダンに全てを賭けて一発逆転を狙おうとします。当然、CEOや幹部からは猛反対されますが物語が進むにつれて、ソニーの信念と情熱に惹かれてやがてチームとなっていきます。

どうメンバーを巻き込むか、どうチームを動かすか。チームで仕事をしていく上で、ビジョンを共有し想いを伝えることは大切です。

コミュニケーションの大切さ

ソニーはマイケル・ジョーダンと交渉するために、ジョーダンの代理人には黙って直接彼の母親に会いに行きます。代理人もCEOもこの強硬手段に怒りますが、彼の母を説得しついにはナイキ本社でのプレゼンの機会を得ます。また、反対をする社内のメンバーにも諦めずにコミュニケーションを図り続けることでチームに結束が生まれていきます。仕事においてコミュニケーションは全てを動かす原動力です。

いかがでしたでしょうか。

ご紹介した3作品は本当に面白く、観終わった後にいつも元気が湧いてきます。映画には様々な観点から楽しむことができる豊かさがあります。

そういえば、マーケティング領域も「物事を多面的に見るということが大切」に通ずるものがあるかなと…

いや、せっかく趣味の話をしているので仕事の話はまた今度にしましょう。また面白い映画があったらご紹介します。