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雑記

自作キーボードを組み立てて効率が微増しました

自作キーボードを組み立てて効率が微増しました

システム統括課 ブログ担当です

昨年の10月頃に自作キーボードを作りました
もうすぐ1年経つので、作ったきっかけや使ってみての感想などを振り返りながら書いてみます

自作キーボードを作ろうってなった経緯

急に「自作キーボードを作ろう!」となったわけではなく、ちゃんと経緯があるんです

Enterを小指で打つのって非効率・・と始めたキー配置変更

突然ですが、

キーボードでEnterを入力する回数って結構多くないですか?

それなのに小指で打つってちょっと非効率じゃないですか?

もっと小指をいたわってあげたくないですか?

あと、方向キー入力するときってキーボードから手を離さないといけないの嫌じゃないですか?

上記のようなことを考えつつ、どうにかしてもっとラクに入力できる方法がないか探してみました

エンジニアなのでキーボードに向き合うことが多く、「ちょっとでもラクになればコツコツが積み重なって大きく変わるんじゃないかな」と…

で、調べてみると、キー配置を変換するソフトがあるらしい…
これだ・・・!」って感じで即インストールしました

具体的には、AutoHotKeyというソフトを使って
 ・無変換 + スペース ⇒ Enter
 ・無変換 + JHKL ⇒ 方向キー
などの設定を作ってました

Ctrlキーとかもよく使う割に小指だよな・・

キー配置変換ソフトをしばらく使って、結構入力がラクになりましたし、効率も少しだけ上がりました

そんな中、ふと「Ctrlキーも、よく使う割には小指で押さないといけないよな」と頭をよぎりました
Ctrlって意外によく使うんですよねー

ということでまた調査です!

で、色々調べていくと自作キーボードなるものがあるらしい…

自作キーボードについて調べていくうちに、
手にあった形になっていたり、キーボードが左右で分割されていたりして手や肩に優しそう!
と、自作キーボード以外考えられなくなっていきました

いざ組み立て

自作キーボードって、普通に組んでも2~3万円ぐらいとまあまあの値段します
少し悩んだんですけど、肩こりの改善など身体への投資と考えて買ってみることに

パーツは、遊舎工房さんという秋葉原にある自作キーボード専門のショップにお邪魔して探しました
自分の指にあうキーボードを探したり、キーの押し具合を確かめたりで2~3時間ぐらいこもってたんじゃないかなと思います

そして、組み立てに必要ないろいろな工具をそろえていざ組み立てです

組み立ての詳しい工程はマニアックすぎるので割愛しますが、1つだけ言わせてもらうと、

はんだづけは無心になれて楽しかったです!

キーボード改造履歴

こうして1台目のキーボードが完成したのですが、気になるところを少しずつ改良していきました

ホームポジションの突起がほしい

どんなキーボードにも「F」と「J」に突起がありますよね

その突起はブラインドタッチするときに必要なのですが、作ったキーボードにはそれがない

そこで、初めは100均の立体的なシールを使って実現してました

ただ、やはり100均というべきか、動くし外れるしでちょっとだめかなということで、突起付きのキーを買いました

何回も外れたのでその分何個も使っている形跡がある

できれば水色が欲しかったのですが、グレーしか見つからなかったのが残念…

親指痛い

次に、長時間使ってると親指が痛くなってくることに気が付きました
キーの直方体で言う”辺”の部分がとんがっていて、何度も親指の同じ場所を当ててるから痛くなるようです

よくよく見ると結構角ばってる

いつか親指の皮が分厚くなって気にならなくなるだろう」としばらく使ってみましたが、一向におさまる気がしない

もう無理、耐えられない!」ってことで買い替えました
薄いやつや辺の部分が丸みを帯びているやつでもよかったのですが、
実際に試すことができなかったので、人体工学に基づいて3Dプリンターで作られたものが間違いないだろうとそれを買いました

そして2台目作成

自作キーボードは、アルファベットやCtrl,Enter等キーの配置を自由に決められるので、一般のキーボードの配置とは大きく変えた配置にしていました
なので、入力に慣れるまではずいぶんと時間がかかりました

キー入力が遅くなって仕事に影響が出てもよくないので、1台目はプライベートで使っていましたが、
2~3ヶ月経過後、ある程度速く打てるようになってきたので仕事用で同じものを作りました

いまは仕事でもプライベートでも自作キーボードを使ってます

上がプライベート用(Claw44 v2)で、下が仕事用 (Claw44 v3)

自作キーボードを1年弱使って

よかったこと

  • 肩甲骨が開くので、きれいな姿勢でキーボードを打つことができる
  • よく使う記号などは近いところにあるので、入力は少し早くなっている(と思う)

悪かったこと

  • あまり使わない記号などは、たまにどこにあるのか迷ってしまう
  • ノートPC等、普通のキーボードの入力が少し遅くなった

よく質問されること

  • 数字はどうやって打つの?
      ⇒ 特定のキーを押しながら入力
  • Enterはどこにあるの?
      ⇒ 親指で押せる一番押しやすいところ
  • 使い勝手どう?
      ⇒ 慣れるまでは大変だけど、慣れたらラクになってる気がする

まとめと今後やりたいこと

以上、自作キーボードを組んでみての振り返りでした

キーボードの配置は今はこれがベストかなと思ってるんですが、
よく使うキーは押しやすいところに、など常に改善していきたいです

あと、今は全部のキーが同じ打感になっていますが、
「親指は少し力が必要」で「小指は軽い力で押せる」みたいなバリエーションとかを持たせると、もっと使いやすくなりそう

さらに、今回は販売している基盤をもとに作ったのですが、
自分の指に完全にマッチしたキーボードを基盤から作るというのもいいかなと思い始めてたり…

そこまで行くと完全に沼ですね